日本コダック(株)は、NTTコミュニケーションウェア(株)とネットワーク構築において全面的な協力関係を結び、写真技術とデジタル、ネットワーク技術を融合したインターネット
オンライン総合画像サービス“コダック ピクチャー
ネットワーク”(KPN)の、日本国内での事業化計画を発表した。テスト・マーケティングを'98年の春に行ない、実際にサービスを開始するのは'98年夏ごろを予定。すでにアメリカでは今年8月から同サービスが本格的に開始され、オンライン写真バンクや、オンライン
プリント サービス、画像の共有などが行なわれている。
KPNは、インターネットを利用したオンライン画像登録/プリントサービス。カメラで撮った写真をDPEショップなどから同サービスに登録し、登録された画像を遠方に住む人が、インターネットにアクセスして焼き増し数を注文したり、デジタルカメラで撮った画像をパソコンから登録し、プリントの注文もできる。同システムに画像を登録できる“マルチメディア・キオスク端末”をコンビニやスーパーなどに設置し、パソコンを持っていないユーザーも利用できるようにインフラを構築。またユーザーが安心して使える高い安全性と機密性を確保できるシステムを構築する予定だという。
また、同社はHewlett-Packard社、LivePicture社、マイクロソフト社と共同で開発した、FlashPixという画像フォーマットを提唱しているが、広報によると同サービスで対応する画像フォーマットには、現在フォトCDとFlashPixが候補にあがっているが、まだ検討中とのことだった。(報道局 庄田恵美)
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