マイクロソフト(株)は、企業システムを構築する際に発生する文字不足の解消のため、Windows98とNT5.0で利用できる日本語文字の拡張を行なった。
従来のWindows95とNTでは、戸籍や住民基本台帳などのコンピューター処理をする際に文字が不足、その不足文字を補うための各役所での拡張の仕方に統一がとれていなく、引っ越し時の台帳の書き換えなどに不便が生じていた。そのため、Shift
JISの漢字に加え、JIS補助漢字を加えた1万2156文字の漢字をWindowsNT5.0とWindows98に標準で組み込むことにしたもの。
また、日本文字レパートリで定義される“JIS X 0221 NON-IDEOGRAPHICS
SUPPLEMENT”の1913文字もサポートする予定。これらの日本語拡張文字はWindowsNT5.0日本語版と、Windows98日本語版でUnicodeをサポートしたアプリケーションで使用できる。
また同時に、画面のダイアログやアイコンに使用される『MS UI
Gothic』と呼ばれる画面専用フォントを(有)タイプクリエーションと(株)リコーが共同で新しくデザインした。(報道局 酒寄公子)
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