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オートデスクが『AutoCAD R14』の機能拡張ツール『CAD Overlay』を発売

1997年12月16日 00時00分更新

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 オートデスク(株)は『AutoCAD Release14』上で稼働する、『Autodesk CAD Overlay Release14』を'98年1月26日に発売する。価格は24万8000円。新製品発売キャンペーンとして、'98年1月16日から2月28日までは19万8000円で販売される。

 AutoCAD Release14は世界で定番とされているCADソフト。'97年秋の段階で、世界で182万ユーザーが使用している。今回発売されたAutodesk CAD Overlay Release14は、AutoCAD Release14が苦手としていたラスターイメージの表示、作図、編集、保存機能を拡張するREM(Raster Entity Manipuration)を新たに採用したほか、ラスターからベクターへの半自動変換機能、ラスターイメージに対するスナップ機能をAutoCAD Release14に追加する。複数ファイルの同時オープンや、航空写真や衛星イメージで利用されるGeoTIFFやGeoSPOT形式ファイルの表示も可能となる。今回のバージョンでは、AutoCADと同様、ActiveXに対応したAPIであるObjectARX2.0でプログラムされているため、AutoCAD Release13と比べプログラム全体の処理速度が向上しているのも特徴だ。

 Windows95/NT3.51/NT4.0に対応。AutoCAD Release14上で動作するため、同ソフトが必須となる。同社ではAutodesk CAD Overlay Release14を導入することで、既存の建物の手描き画面をイメージデータに取り込んで改修計画等のプレゼンテーションに活用する、都市計画などのGISでは地形情報と水道・ガスなどのパイプラインの設計図を統合するといった使用法が想定できるとしている。(報道局 市川美穂)

http://www.autodesk.com/japan/

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