（株）アクシス（AXIS）が11月28日に発売した『web design 100』（価格3000円）の出版を記念し、同社のAXISギャラリーでパーティーを開催した。著者の坂和敏氏をはじめ、ソニーコンピューターサイエンス研究所の北野宏明氏、ハイパーテキストの提唱者として有名な、テッド・ネルソン氏など、Web制作関係者はもとより、幅広い分野の人々が集まった。
会場になったアクシスギャラリーでは、北野氏の起案によるインスタレーション『Real
World Web』が行なわれていて（12月12日～19日）、アクリル板にプリントされ空間に浮かぶ各Webページは、その配置がサイトの構成やアクセス数を表現し、アクリル板どうしを結ぶ透明なチューブは、インターネット上でのリンクを表わしている。北野氏より「総勢50名で作った作品で、デジタル化したものをもう一度現実世界に引き戻して、私たちがどう感じるかを試してみたかった。2次元のWebページを3次元にしてみました。パーティー中は邪魔かもしれませんね」と説明があった。
テッド・ネルソン氏は「こんなにWWWというものが、世の中に広まるとは、本当に驚いている」と語り、司会者のWebデザインについてどう思うかとの質問には「表層的なデザインよりも、ドキュメントを進化させていくような、根本的なシステムのデザインに興味がある」と語っていた。
また、今年は何かと話題になっていた、ソニーコミュニケーションネットワーク（株）の『ポストペット』のCMでもおなじみのキャラクター“モモ2号”と、デザインを担当したクリエイターのマナベナミエさんも登場し、会場を沸かせていた。（報道局
庄田恵美）
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