日本電気(株)は、ノートパソコン用アモルファスシリコンTFT液晶ディスプレー3機種のサンプル出荷を開始した。厚さはいずれも6.4ミリと薄型で、画面サイズは13.3型または12.1型。
13.3型の『NL10276BC26-11』はサンプル価格が16万円。1024×768ドット、26万色表示が可能で、輝度は1平方メートルあたり90~130cd。有効画面率88パーセントの狭額縁設計をとっている。インターフェースにはデジタルRGBを採用し、重量は545グラム、消費電力は3.6~4.5W。
12.1型には、デジタルRGBインターフェースを採用した『NL8060BC31-11』とLVDS(Low
Voltage Differential Signaling)インターフェース採用の『NL8060BC31-13』の2機種がある。サンプル価格は、それぞれ11万5000円、12万円。800×600ドット、26万色表示が可能。輝度は1平方メートルあたり100~150cdで、重量は430グラム。消費電力は『-11』が2.9~4.2W、『-13』が3.2~4.5W。取り付け穴の位置は、同社従来製品『NL8060BC31-02』と互換している。
なお、量産出荷は13.3型が'98年2月、12.1型が'98年1月を予定。(報道局 浅野広明)
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