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「2001年にはCPUシェアを30%に」AMD社副社長Ben Anixter氏来日

1997年12月04日 00時00分更新

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 AMD(Advanced Micro Devices)社の副社長Ben Anixter氏が来日し、これからの同社の展望などを語った。

 Anixter氏は、今年は『K6』が登場したことで、PC業界に新風を吹き込むことができた重要な年だったと、自社の取り組みを総括した。遅れている量産体制については、テキサスの工場拡張と、ドイツ(ドレスデン)の新工場建設などを挙げ、来年はCPU1500万個の生産を目標としているという。また、増産体制の遅れの原因として、製造プロセスを0.35μmから0.25μmに随時移行しているためと説明し、'98年 の6月にはテキサスの工場のすべてを0.25μmに切り替えるという。

 '98年第2四半期には3Dグラフィックスを高速化する機能を搭載した300MHzの『AMD-K6 3D』を、'98年の年末にはオンチップキャッシュを256KB追加した第6世代のCPU『AMD-K6+3D』(350MHz~400MHz、順次生産)を発売する予定。なお、『AMD-K7』は、'98年のMicroprocessor Forumで発表されるようだ。

 世界でのAMDのCPUシェアは、'97年が約10パーセントで、'98年は15パーセントを目標としている。日本での同社のCPUシェアは、まだ10パーセントに満たない状況で「日本でエントリーレベルはあまり受けないが、IBM、富士通、松下といった企業がAMD-K6を採用していることもあり、世界と同じレベルのシェアを目標にしたい」と、日本での事業展開に意欲を見せていた。(報道局 庄田恵美)

http://www.amd.com/japan/

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