(株)日立製作所は、液晶デスクトップPC『FLORA 310/330』をベースにしたNetPCと、サーバー側からの管理ソフト『クライアント・マネジメント・キット』をセットにした『FLORA
ネットターミナルセット』を発表した。価格は1サーバーの管理ソフトとディスプレーが付属しない330ベースの最小構成で42万2000円から、12.1インチのHi-Addressing
STNディスプレーが付属する310ベースで32万6000円から。12月5日に出荷を開始する。
クライアントパソコン導入時の設定時間やOS再インストール時の時間などを大幅に短縮できるほか、ソフトのアップデートの効率化、ソフトの勝手なインストールによるトラブルの防止、サーバーからのNetPCの電源の管理、ウイルス対策のコスト低減などが行なえるという。
NetPCのOSにはWindows95を採用。Pentium-133MHz、32MBのメモリーを搭載し、Network
Bootに対応した10BASE-Tのネットワークインターフェースを装備している。各クライアントごとのディスク内容をサーバーの仮想HDDで保持するため、個々のNetPCにはHDDを装備していない。
同社では、TCO削減のため、ネットワークコンピューティングの対応やデスクトップパソコンの『Intel
LANDesk Client Manager ver3.1』の標準装備、『NetPC』、新統合管理ソフト『System
Manager』のサポートなどを行なっていくとしている。(報道局 井上哲郎)
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