米Novell社の会長兼CEOであるEric Schmidt氏が来日し、都内で記者会見を行なった。
同社が開発した『Novell Directory Services(NDS)』は、異なるOSのサーバーが混在するネットワーク上のさまざまなリソースを統合し、ネットワーク上のユーザーとリソースを一覧表にして表示・管理する“ディレクトリーサービス”という機能を備えたソフト。ネットワーク上のセキュリティー確保、系統化、アクセス認証および管理が一元化できるのが特徴で、主要な商用UNIXの75パーセント以上に組み込まれており、ユーザー数は世界で2000万人を超えている、という。
WindowsNTサーバー用の『NDS for NT』を11月に発売、現在、IBMなど5社が、NDSを搭載したサーバーやデータベースの開発を進めている。
Eric Schmidt会長兼CEOは、「米マイクロソフト社が、'98年半ばにもNDSの競合製品を発売するとみているが、それよりも前にNDSを“ディレクトリーサービス”の業界標準として確立していきたい」と述べた。また、NDS以外のネットワーク・サービス関連製品も強化していく方針も示した。(報道局 佐藤和彦)
http://www.novell.co.jp/