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セガが『プライベートショウ97-98』開催、アーケードゲームの新製品を発表

1997年12月02日 00時00分更新

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 (株)セガ・エンタープライゼスは、関係各社とマスコミを対象に、本社で『セガ プライベートショウ 97-98』を開催。年末から来年にかけてのビデオゲーム、メイキング倶楽部シリーズ、プライズゲーム、メダルゲームなどの新作を展示した。

 特に広い場所を使い展示されていたのは、ビデオゲームの『ハーレーダビッドソン&L.A.ライダーズ』。これは、従来のバイクゲームと違い、フリーウェイを飛ばそうが、建物の中を突っ切ろうが、決められたチェックポイントさえ通ればオーケー。アメリカの大都市ロサンゼルスの風景を3DCGにし、最新のCGボード“MODEL3”を使いリアルな映像を再現している。登場するハーレーは5種類あり、独特のエンジン音も筐体全体に伝わる振動で表現している。このほか、バスフィッシングを題材とした『ゲットバス』、ゲレンデで新雪や断崖に挑戦するスキーゲーム『スキーチャンプ』、全日本プロレスを中心に夢の対戦が実現する『全日本プロレス』などが展示されていた。

 さらに、シールや名刺が作れる“メイキング倶楽部シリーズ”の新作として、レンチキュラーという技術を利用して1枚のカードに6モーションの写真を収め、見る角度を変えると動く写真を作ることができる『ムービークラブ』が登場。1回のプレーでプリクラサイズのカードが4枚できる。

 また、ユニークな製品として、ポケベルの早押しを競う、『ポケベル早押しPiPoPa(ピポパ)』に、多くの“おじさんたち”が挑戦していた。筐体のボタン部分は公衆電話そっくりで、入力方法は東京テレメッセージとドコモが選べるようになっている。モニターに表示されたメッセージを、制限時間内に早く正確に打ち込むことを競うゲームで、早押し度を10段階で評価して、結果に応じてポケベルに貼るシール(6穴手帳対応)が出てくるようになっている。

 会場の半分は、メイキング倶楽部シリーズで占められており、同社が女子高生をターゲットにした製品開発をまだまだ続ける姿勢が反映されていた。来年もゲーセンに女子高生が通う図式は変わらないようだ。(報道局 庄田恵美)

http://www.sega.co.jp/

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