任天堂(株)、富士写真フイルム(株)、東京エレクトロン(株)の3社は、デジタルカメラの画像を、NINTENDO64で表示、加工できる『ふぉとぴー』と、それに対応したプリントサービスを企画、開発することで合意した。発売は'98年11月の予定。
同製品はデジタルカメラの記録メディア“スマートメディア”用のスロットをふたつ備えたNINTENDO64専用のROMカセットで、任天堂と東京エレクトロンが共同開発したもの。任天堂が来年6月に発売予定のNINTENDO64拡張ユニット、高速磁気ディスクドライブ『64DD』と接続して、画像データをファイリングできる。
ROMカセットにはスロットがふたつあるので、デジタルカメラの画像と同時に、クリップアートやテンプレートを取り込むことが可能。レタッチ、テキスト入力、テンプレートとの画像合成などの加工機能もある。画像フォーマットは、富士フイルムが提唱している“Exif(エグジフ)”を採用。作成した画像は、富士フイルムのデジタル画像プリントサービス“F-DIサービス”に対応し、プリンターがなくてもプリントすることができる。
11月21日の『ポケットカメラ』の発表や、同製品の発表など、任天堂は自社のハードをゲーム以外の用途にまで広げようとしているようだ。(報道局
庄田恵美)
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj305.html