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[COMDEX]Immersion社の体感マウス『FEELit Mouse』のデモが大人気

1997年11月21日 00時00分更新

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 Immersion社がCOMDEXで『FEELit Mouse』なるものを発表した。これは文字どおり、“感じる”マウス。たとえばアイコンをドラッグするときには、そのアイコンの重さを感じ、ドロップするときには、まさに落とすように感じる。また、ドローソフトなどで線を引くときには、ホントに線を引いてるように感じ、Webページでクリックできる場所かどうかまで感覚的にわかるというもの。このマウスを使えば、重さ、慣性、磁力、摩擦などが感じられるのだ。開幕当初に比べると来場者はかなり減っているにも関わらず、同社のブースは今日も大盛況。みんな“感じよう”と列をなしていた。

 「コンピューターはまずグラフィックから発達し、次に音が発達した。今度はこの『FEELit Mouse』によって、感覚が発達する番である。これさえあれば、もう感覚を想像しなくてもすむようになる。もはやマウスはたんなるインプットデバイスではなく、よりソフィスティケートされたインフォメーションテクノロジーになるだろう」と、同社社長のLouis Rosenberg氏は述べている。

 氷やデニムのジーンズなどのテクスチャーが貼り付けられたWebページの上をこのマウスでなぞってみたが、氷はホントに氷のようにつるつるしていたし、デニムはあのざらざらした独得の感覚を味わえた。確かにこれに対応したソフトがどんどん出てくれば、パソコンの世界はものすごく変わるだろう。発売は来年の第2四半期を予定しており、価格は139ドル前後とのこと。

http://www.forcefeedback.com/でソフトウェア開発ツールとインフォメーションが得られる。(報道局 酒寄公子)

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