Windows CE 2.0は、マイクロソフトが提唱する、Handheld PCやモバイル機器、小型のエンターテイメント機器などに適したOS。Handheld
PCでは、デスクトップPCとのコネクティビティーやWindows 95と同様の操作性がうたわれている。
今回CE2.0マシンを出展していたのは、NEC、CASIO、SHARP、HITACHI、Hewlett-Packard、Philips、LG
Electronics、COMPAQの8社。中でも唯一、カラー液晶ディスプレーを搭載したSHARPの『Mobilin』の実機デモの前には多くの人だかりができ、人々の関心の高さをうかがい知ることができた。
Mobilonには、CCDカメラアダプターが用意され、カラー液晶を生かした画像取り込みのデモも行なわれていた。アメリカでの発売は12月で、999ドルの予定とのこと。日本での発売は、日本語版CE2.0が出荷される、来春以降になるようだ。
18日にMIRAGEホテルでプレス関係者を集めた昼食会では、デスクトップPCとの連携などのデモが行なわれ、CE2.0の有用性が強くアピールされた。このデモは、Pecket
WORD、Poket EXCEL、Pocket Internet Exprolerなどのポケットアプリケーションを使っての資料作成や、E-Mail送信など、ペン入力ながらWindows95と同様の操作性でモバイルコンピューティングができることを実感できる内容となっていた。(週刊アスキー 加藤弘晃)