日本電信電話(株)は、同社が実験中のネットワーク内3次元共有仮想空間“インタースペース”内の仮想世界を作成するためのツールと簡易プログラムを12月1日に公開する。同時に、このプログラムを利用して作成したコンテンツのコンテストを実施する。
インタースペースとは、同社が開発したネットワーク内の仮想空間で、ユーザーはインターネット経由で、バーチャルな世界の住人となって、別のユーザーと会話したり、散策したりすることができる。同社は、すでに7月から、この仮想空間の公開実験を行なってきたが、これまでは、同社が作成した地形や建物や調度などをユーザーが利用するだけだった。
今回同社は、インタースペース内の環境を作成するためのスクリプト言語『インタースペース・スクリプト』の解説書とマニュアルを公開。実際に仮想世界を作ってみたいユーザーのために、“お試しサーバー”を開設するとともに、仮想世界のコンテンツを作るコンテストを実施する。
コンテストの募集開始は12月1日から。一般ユーザーを対象にした、仮想世界の調度(家具・インテリア)やアバタ(インタースペース内を動き回るユーザーの分身)を作成するコンテストと、大学や専門学校、グラフィック・デザイナーを対象にした、仮想世界そのものを構築するコンテストの2つを実施する。募集要項の詳細は、下記のURLで、順次公開される。(報道局 佐藤和彦)
http://CyberSociety.elcs.intsp.or.jp/