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日本ネットスケープ・コミュニケーションズの杉山逸郎社長が就任記者会見

1997年11月13日 00時00分更新

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 11月4日に日本ネットスケープ・コミュニケーションズ(株)の社長に就任した、杉山逸郎氏が、13日夕刻、東京都内のホテルで記者会見を行なった。

 同社は、米国Netscape Comunications社の初の海外子会社で、'95年の設立以来、米国本社のトッド・ルロンミラー上級副社長が社長を兼任してきたが、日本市場がアメリカに次ぐ売上高を占めるようになったこともあり、日本人社長を起用して、販売力を強化することになった。

 '97年度の同社は、売上の80パーセントがクライアント用ソフト、20パーセントがサーバー用ソフトとなる見通しだが、'98年度は、サーバー用ソフトと、Webサービス、エレクトロニック・コマースなどのニュービジネスの拡大によって、売上の構成比をクライアント用55パーセント、サーバー用30パーセント、その他ニュービジネス15パーセントへと転換させることをめざす、という。

 杉山社長は「これを実現させるために、サーバー用ソフトの日本語版の発売の迅速化、製造業・金融・通信の大手企業へのイントラネットシステムの積極的な売り込み、システムインテグレーターと共同してサーバーの性能向上を進めることの3点を重点的に行なう」と述べた。

 杉山氏は、'73年京都大学工学部卒業、同年、現在の日本ヒューレット・パッカード(株)入社。同社コマーシャル事業統括本部本部長などを経て、この11月より、日本ネットスケープ・コミュニケーションズ(株)の社長に就任。(報道局 佐藤和彦)

http://home.netscape.com/ja/

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