技研商事インターナショナル(株)は、米IntegratedGlobal Concepts社との提携により、FAX情報をEメールで配信する『F@xEm@il(ファックスイーメイル)』サービスを開始した。
Eメールアドレスを持つユーザーが、同社と契約すると、配信サービス専用の電話番号“F@xEm@il番号”が与えられる。この“F@xEm@il番号”あてにFAXを送信すると、FAX情報をいったん同社のサーバーが受け取り、TIFF形式の画像データに変換、約10分の1に圧縮した上で、添付ファイルの形で、契約ユーザーのメールサーバーへ配信する。契約ユーザーにとっては、送受信者間の機密保持も図られるうえに、24時間どこからでも情報を入手できる、というメリットがある。また、契約ユーザーあてにFAXを送る側は、G3、G4など既存のFAX機をそのまま利用できるため、FAX機や電話回線の増設をしなくて済む。
現在、“F@xEm@il番号”を提供できる地域は、東京と名古屋のみだが、年内に5ヵ所、平成10年には各都道府県にサービスを拡大する計画。
契約は、法人会員契約と個人会員契約の2種類。法人会員では、契約料2万円(10人まで、11人目からひとりにつき2000円)、月額基本料2500円(ひとりあたり)、配信料が従量制で5000枚まで1枚25円など。個人会員では、契約料3000円、月額基本料3000円、配信料は1000枚まで1枚25円などとなっている。(報道局 佐藤和彦)
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