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「デスクトップとしてのLinux」を強烈に打ち出すGNOME用ファイルマネージャ「Nautilus PR2」

2000年11月10日 00時00分更新

文● 植山 類

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Eazelのロゴ
 米Eazelは、GNOME向けファイルマネージャの最新版「Nautilus Preview Release 2」をリリースした。Eazelは、Linuxをデスクトップとしての選択技に引き上げることを目的として1999年に設立されたベンチャー企業で、Macintoshのユーザーインターフェイスの設計を手がけた元Apple社員たちが設立者に名を連ねている。

 NautilusはまだPreview Releaseの段階にすぎないが、すでに「一般的な」ユーザーが必要とする機能をほぼ備えている。その特徴は、アンチエイリアスされた文字やスタイリッシュなデザイン、ドラッグ&ドロップを活用した直感的な操作、サムネイルとして働く拡大可能なアイコンなどだ。

 Nautilusの画面構成は、WindowsのExplorerと同じ2ペイン。左側のペインにはディレイトリのツリー表示のほか、タブを選択することによりヒストリやメモを参照することができる。右側には、選択したディレクトリのファイルが表示される。



情報量の多いアイコン

 まずNautilusを起動して気づくのは、アイコンがファイルのタイプだけではなく、内容まで示していることだ。たとえばテキストファイルなら最初の数行が、画像ファイルならそのサムネイルがアイコンになっている。

200パーセントに拡大表示

 アイコンあたりの情報量を変更したいのなら、50%~400%のあいだで拡大・縮小表示することができる。すべてのアイコンを同じ比率でリサイズするのではなく、ある1つを選択して、自由にサイズ変更することも可能だ。

1つの画像ファイルだけを拡大表示
アイコンをのポップアップメニューから「Stretch Icon」を選択することで、アイコンの四角のドラッグによるリサイズが可能になる

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