LinuxWorld Conference&Demo/Tokyo 2000
LinuxWorld講演レポート IBMのLinuxサーバ戦略
2000年11月01日 00時00分更新
10月31日~11月1日、東京ファッションタウン(TFTホール)にて、ビジネスにフォーカスしたLinuxイベント「LinuxWorld Conference&Demo/Tokyo 2000」が開催されている。主催は(株)IDGジャパン。初日の10月31日には、先日全サーバ製品の名称を「eserver」に統一した日本アイ・ビー・エム 常務取締役 パーソナル・システム事業部長 堀田一英氏の講演「IBMのLinuxサーバー戦略―Newサーバー群のご紹介」が行なわれた。
日本アイ・ビー・エム 常務取締役 パーソナル・システム事業部長 堀田一英氏 |
堀田氏はまず、現在のインターネットビジネスの興隆が、しばしば19世紀の産業革命にたとえられるている点に触れた。そして産業革命で注目されるべき点は、産業に変革が起きたことだけではなく、新種の産業が登場したことであり、今回のインターネットによる変革も、ネットワークやそれに付随するビジネスを「新産業」として捉えるべきだと語った。
この新産業にとって必要なのは、
- 自由参入や競争が可能な「オープン性」
- どのようなデバイスからもデータにアクセス可能な「スケーラビリティ」
- インフラとして、電力と同等なまでに高まった「使いやすさ」
だという。