米VA Linux Systems(以下VA)の日本法人「VAリナックスシステムズジャパン」(以下VAJ)が、ついに本格的に活動を開始した。
米国本社のVA Linux Systemsは、Linuxに特化したハードウェアやシステムの販売のほか、OSDN(open source development network)というオープンソース系ポータルサイトの運用などで知られ、Linux企業の代表格として認知されている。
いっぽう日本国内では、住友商事(株)がVAと資本提携をし、住友商事スタッフもVAをバックアップ。今年5月のLinuxWorld Expo/Tokyo 2000で日本法人を設立する意向を表明した。VAJにはNTTコミュニケーションウェア(株)、東芝エンジニアリング(株)、NEC(株)なども出資を行なう運びとなり、会場内には出資各社がVAのシステムを使った展示を行なった。それから約半年、ついにVAJの始動がマスコミ各社に伝えられたのである。
今回は、VAJ設立発表以前からVAとの連携をとり続けてきた住友商事情報電子部 企画・マーケティング課長上田哲也氏と余語徹郎氏に、今後のVAJの活動についてお話を聞いた。
VAリナックスシステムズジャパン設立に関わる住友商事(株)情報電子部スタッフ。左からエレクトロニクス本部情報電子部長 栗本重夫氏、企画・マーケティング課長 上田哲也氏、Linux担当 柳原良亮氏、Linux担当 鴨志田睦氏、企画・マーケティング 余語徹郎氏、Linux担当渡辺範尚氏。栗本氏以外のメンバーは、VAJスタッフとなる予定だ |
今後の主力製品
サーバに関しては、LinuxWorld Expo/Tokyo 2000では1Uと2Uのモデルを出展していましたが、今VAでは2Uモデルが主力製品になっていまして―akamaiなどにも導入されていますが―これをやっていきます。
それから、米VA LinuxSystemsが発表した「4450」という4Uの製品です。米国ではデータベース用途を中心に展開を考えています。
さらに、9月に発表されたNAS(Network Attached Storage)関連の「9205」という製品もやっていきます。中心となるのは
- 1U製品「1000」シリーズ(もしくはその後継)
- 2U製品「2200」シリーズ(もしくはその後継)
- 4U製品「4450」
- NAS製品「9205」