Sun Microsystemsは10月13日、オフィススイート「StarOffice」のソースコードや関連ドキュメントなどを公開した。CVSサーバはすでに動作しており、Webからスナップショットのソースコードやバイナリをダウンロードすることができる。StarOfficeのオープンソース化は7月に約束されていた。
SunとOpenOffice.orgの関係は、ちょうどNetscapeとMozillaの関係と同じだ。つまり、誰にでも開かれたオープンソースプロジェクトがソフトウェアの主要部分を開発するのだが、それを企業が改良してリリースすることもできるということだ。
OpenOffice.orgの運営は、Apache Software Foundationをモデルにした「OpenOffice.org Foundation」が取り行なう。OpenOffice.org Foundationの委員は、オープンソース界のメンバーと商業ベンダーの共方から選出される。
StarOfficeを最初に開発したのはドイツのStarDivision。1999年にSunは同社を買収、StarOffice 5.2を無償で公開した。その後、Sunはオフィイススイートをオープンソース戦略に転換することを決定して、今回、ソースコードをGPL/LGPLとSISSL (Sun Industry Standards Source License) のデュアルライセンスでリリースした。次期バージョンとなるStarOffice 6.0は、OpenOffice.orgの開発成果を活用して作成するという。