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WebブラウザからLinuxの設定を行なう「HDE Linux Controller」、セキュリティ強化バージョンが登場

2000年09月13日 18時15分更新

文● 植山 類

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 (株)ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE)は9月13日、WebブラウザからLinuxサーバの設定・管理を行なうアプリケーションのセキュリティ強化バージョン「HDE Linux Controller 2.0 Professional Edition」を発表した。販売開始は9月25日からで、直接販売のほか、11月からパートナー企業・ソフトウェア販社経由でも販売する。

HDE Linux Controllerの画面

 同社は以前から、「HDE Linux Controller 2.0 Standard Edition」を販売している。同製品では主にLANでの使用が想定されていたが、今回の「同Professional Edition」では、“SSL”(Security Socket Layer)を使用することでセキュリティが強化され、インターネット経由でも安全に設定することが可能になった。

 Professional Editionで新たに追加された機能は、サーバ管理の一部の権限を特定ユーザーに与える「権限委譲機能」や、設定を復元する「UNDO機能」、不正なログインの警告メールを送信する「swatchログ転送機能」など。さらに、より細かな設定として、quotaやAPOP、CVSデータによるユーザーアカウントの一括登録機能なども搭載した。

 Standard EditionとProfessional Editionが共通して備える機能は次のとおり。

  • ユーザーアカウントの作成・削除・パスワード変更
  • メーリングリストの作成・削除・メンバー管理
  • メモリ、ディスク容量、負荷の一覧表示
  • ネームサーバの構築
  • DHCPによるIPアドレス配布設定
  • 任意のディレクトリ以下のデータバックアップ
  • SPAMメール対策
  • 各種ログファイルをグラフィカルに色分けして表示
  • 各種サーバの稼働・停止 (WWW、POP、SMTP、IMAP、DNS,telnet、FTP)
  • 各種サーバのアクセスポリシー変更 (POP、SMTP、IMAP,DNS、telnet、FTP)
  • tcp_wrapperとパケットフィルタによるセキュリティ管理
  • 製品アップデート機能

 HDEでは、複数台のLinuxサーバをWebブラウザから一元的に管理する「同Enterprise Edition」の発売を11月に予定している。

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