Qtツールキットを開発するTrolltechと、ゲームのLinuxへの移植を手掛けるLoki Softwareは9月6日、戦略的提携を発表した。この提携により、カスタムアプリケーション開発やサードパーティのソフトウェアをLinuxに移植する事業を行なう「Applications Group」をLokiが新たに設立し、そこでQtを使用するという。
Lokiは、「Civilization: Call to Power」や「SimCity 3000 Unlimited」などの多数のゲームをLinuxに移植して成功を収めている。今回の発表は、Lokiがゲームに限らずビジネスアプリケーションの移植も行なうことを意味する。
また今回の提携により、Simple DirectMedia Layer (SDL)およびLoki SetupからQtを利用することが可能になるという。SDLはLokiが開発したクロスプラットフォームなマルチメディアライブラリ。Loki SetupはLinux用のグラフィカルなインストールユーティティ。
Applications Groupから出荷される第一弾の製品は、まもなくアナウンスされる予定。