このページの本文へ

(株)ホライズン・デジタル・エンタープライズ、Linuxサーバで稼動する“eCRMソフトウェア”「HDE Customers Care 1.0」を6月7日に発売

2000年06月01日 00時00分更新

文● 高橋洋子

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 (株)ホライズン・デジタル・エンタープライズ(以下HDE)は、Linuxサーバで稼動する“eCRM(Internet-based Customer Relationship Management)ソフトウェア”「HDE Customers Care 1.0」を6月7日より発売する。

 HDE Customers Care 1.0は、メール配信機能を中心にした顧客管理ソフト。メールの大規模な一斉配信や、登録顧客の管理、登録顧客情報からのマーケティング情報の抽出などが行なえるほか、「オプトインメール」(※1)機能も装備する。

HDE Linux Customers Care 1.0
HDE Linux Customers Care 1.0

 「HDE Customers Care 1.0」の主な特徴は以下のとおり。

  • Webページによるユーザー登録機能……ユーザー登録フォームを簡単に作成可能
  • すべての顧客データから、指定した属性を持った顧客を抽出可能
  • 配信報告書の自動作成
  • csv形式による、顧客データの一括登録機能
  • 顧客データベースをWebブラウザからカスタマイズ可能(RDBMSは、PostgreSQL)
  • 大規模一斉配信時に、名前等を差し込んで配信可能
  • 配信時間予約機能

 なお、製品のインストール時には以下のソフトウェアも同時にインストールされる。

  • Apache 1.3.9
  • PostgreSQL 6.5.3
  • PHP3.0.12 jp-beta4

HDE Linux Customers Care 1.0の使用にあたっては、これらのソフトウェアに対するスキルは必要ないという。

価格DBLimitレコード(ユーザー数)Limitフィールド(名前、住所、e-mailといったユーザーの属性)
Lite9万8000円1300010
Standard49万8000円51000030
Enterpriseオープン応相談応相談応相談

 今後の予定だが、7月発売の雑誌に対しトライアル版を提供する予定。その後、ユーザーからのフィードバックを盛り込んで改良を重ねていくという。また、ニーズがあれば、Oracleへの対応も行なわれる。

 対応ディストリビューションだが、現在のところRed Hat Linux 6.2に対応しており、TurboLinux Server 6.1も対応予定に入っている。

 なお、「HDE Customers Care 1.0」は、NetWorld+Interop 2000 Tokyo会場の、(株)ターボリナックスのブースで展示される予定。

※1 オプトインメール ユーザーが自分の興味のあるジャンルを登録しておくと、そのジャンルのダイレクトメールが自動的に配信されてくるサービス

カテゴリートップへ