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レッドハット(株)、日本シグナスソリューションズとの合併を完了

2000年06月01日 00時00分更新

文● 沖中弘史

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 レッドハット(株)は、6月1日、日本シグナスソリューションズとの合併を完了した。これは、米国で1999年11月に米Red Hatが米Cygnus Solutionsの買収を発表2000年の1月に合併が完了したのを受けてのもの。日本国内でも同様の体制が整ったことになる。

「GNUProツールキット」画像
「GNUProツールキット」
 今回の合併で、日本シグナスソリューションズは、レッドハットの社屋内に移転、6月1日より、正式にレッドハットとしての業務を開始した。日本シグナスソリューションズの提供していた製品、サービスは、引き続きレッドハットから提供される。日本シグナスソリューションズの製品には、

  • embedded Cygnus operating system(eCos): 組み込み用リアルタイムOS
  • GNUProツールキット: UNIX、Windowsなどのマルチプラットホームに対応したコンパイラ/開発ツール
  • ソースナビゲータ: ソースコード解析ツール

などがある(いずれも国内における製品名)。また、日本シグナスソリューションズのWebサイトのURL(http://www.cygnus.co.jp/)は、当面の間は引続き利用できるという。

 両社の合併が完了したことにより、組み込み機器から、デスクトップ、サーバソリューションまでを、オープンソースでサポートする企業が国内に誕生したことになる。

 また、今後の展開についてレッドハットに質問したところ、現在のところ製品やサービスについて具体的な計画はなく、これから検討していくとのこと。

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