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セミナーによる情報提供の重要性

2000年05月29日 00時00分更新

文● 宮原 徹

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「りなめし」とは、Linuxを飯の種にするという意味から転じて「Linuxでビジネスをすること」、「Linuxをビジネスにすること」をいいます

 みなさん、こんにちわ。宮原です。2週間ぶりの御無沙汰ですが、いかがお過ごしですか? それにしても2週間というのはあっという間ですね。気がついたら次の締切が来ているのですから。

 さて、最近の私の活動から、トピックを拾ってお話を展開していくのがこの連載の進め方です。で、最近何をしたかというと、製品紹介のセミナーを開きました。現在の仕事を新たに始めてセミナーは何回もやってきましたが、現在いるオフィス(渋谷マークシティ)で行なう始めての自社セミナーです。

 インターネットが発達して、さまざまな情報がほとんど瞬間的に伝わるようになってきました。たとえばストリーミング配信を使えば音声だけでなく動画も不特定多数の相手に送ることができます。そういった手段の活用は今後もどんどんと増えていくのでしょう。

 しかし、何といっても生身の状態で目の前で聞いてもらう、聞くことのできるセミナーという機会はとっても大事です。たとえば目の前に誰もいない、カメラを通してしか見られていないような状況で、もし話をしたとしても、相手の反応が分かりませんから掴み所がなく実に話しにくいに違いありませんし、聞くほうもなんだかただのビデオを見ているような気がするのではないでしょうか。果たしてそのような状態で中身のある情報が伝えられるかどうかは大いに疑問です。反対に、聞いてくれる人がある程度目的意識を持って参加している場合、自ずと話をするほうも熱が入って、非常に内容の濃いセミナーになることが経験的に多いのです。質疑応答などもかなり熱がこもったものとなり、いくら時間があっても足りないぐらいです。これは文章などの情報伝達手段とセミナーという手段との明らかな違いでしょうか。

 というわけで、私としてはセミナーで皆さんの前でお話をできる機会を大事にしていますし、どんどんやっていきたいと思っています。同じ内容で6月2日にも行なう予定です。また大阪では6月6日に行なう予定となっています。まだ席に若干余裕がありますので、今からでもどうぞ御参加ください。詳しくはhttp://www.d-d.co.jp/をご覧ください。

 さて、そうすると今後は東京や大阪以外でのセミナー開催をどれぐらい行なえるか、という課題が残ります。そう思っていたところに、先日のLinuxWorld Expo/Tokyo 2000でお話を聞いていただいた北海道の方から、地元でセミナーを開きたいというメールをいただきました。今年はなんとか九州でLinuxビジネスをテーマにしたセミナーをやりたいなと思っていたのですが、北海道からもそのようなお話が出てくるのはとても嬉しいお話ですね。ぜひ、今から頑張って企画したいと思っています。りなめし的に全国行脚もいいかもしれませんね。

 前回、御意見・御希望を、とメールアドレスを書いておいたのですが、1通も来ませんでした(笑)。まぁ、大したことも書いていませんでしたし、仕方ないですよね。というわけで、今回のテーマの「セミナーの必要性」あたりをキーワードに、「こんなセミナーやってほしい」「セミナーなんか要らない」といった御意見をいただければと思います。

御意見などのアドレス:tmiyahar@aqua-computer.com

宮原 徹

プロフィール

宮原氏の写真

1972年生まれ、神奈川県平塚市出身。中央大学法学部卒。今年の2月末に日本オラクル(株)を退社し、現在は(株)デジタルデザイン(http://www.d-d.co.jp/)東京支社長と(株)アクアリウムコンピューター(http://www.aqua-computer.com/)代表取締役社長を兼任。マイクロ・サーバによるビジネスソリューションを追求するほか、Project BLUE(http://www.blue.gr.jp/)を中心に、日本国内でのビジネス用途でのLinux利用促進のため、日夜活動を行なっている。いったいいつ寝るんだ、社長!?(笑)

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