このページの本文へ

LinuxPPC 2000日本語版発表。発売は4月20日ごろ

2000年04月07日 00時00分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 (株)市川充商店 Amuletは4月7日、PowerPC搭載機向けLinuxディストリビューション「LinuxPPC 2000日本語版」を発表した。同製品は米LinuxPPCがRed Hat Linuxをベースに開発した「LinuxPPC 2000」を日本語化したもので、昨年(1999年)発売した「LinuxPPC 1999日本語版」に続く製品となる。価格は4800円。サポートは提供されない。

 製品構成は、「LinuxPPC 2000英語版CD-ROM」1枚に、日本語化環境「雪風」CD-ROM 1枚。LinuxPPC 2000インストールガイドなどは「雪風」に収録される。「LinuxPPC 2000英語版CD-ROM」は米LinuxPPCが配布しているものと同一の内容で、ユーザーはまず英語版のCD-ROMをインストールしてから、「雪風」に含まれる日本語追加パッケージをインストールすることになる。

 Amuletは「雪風」単体の販売は行なわないが、FTPサイトから無償でダウンロードできるようにするという。なお、LinuxPPC 2000インストールガイドはすでにAmuletのWebサイトで公開されている。

インストールがより簡単に

 LinuxPPC 2000日本語版からCD-ROMがブータブルになり、インストーラの起動が簡単になった。また、パーティショニング・ユーティリティがGUI化され、初心者にとって扱いやすくなった。

Macintosh環境「Mac-on-Linux」が付属

 Mac-on-Linuxは、Linux/PowerPC上でMacOSを動かすことのできるGPLのソフトウェアだ。MacOS 7.5.2からMacOS 9までが動作する(日本語版も可)。MacOSはプロセッサ上でネイティブに実行されるため、エミュレータより動作が速い。

 LinuxPPC 2000日本語版には、Mac-on-Linuxのインストールガイドと解説ドキュメントが付属する。

カテゴリートップへ