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次世代ファイルマネージャー「Nautilus」を含む、「GNOME」のロードマップ発表

2000年02月29日 00時00分更新

文● 沖中 弘史

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 GNOME projectは、統合デスクトップ環境「GNOME」のロードマップを発表した。

 発表されたロードマップは、ユーザー環境と開発ライブラリについてのもので、「GNOME Office」についての計画は含まれていない。また、今後、変更もありうるという。

 「GNOME Office」は、GNOME projectの開発するオフィススィートソフトウェア。

 具体的なロードマップは、

  • 2月現在: 4月にリリースされるコードは、すでにフィーチャーフリーズされている
  • 4月: 「gnome-core」をアップデート。初期設定の変更や、より使いやすくなった「panel」、新しい「applet」などを含む大幅な機能追加
  • 5、6月: 夏のリリースがコードフリーズ
  • 晩夏: 「Nautilus」ファイルマネージャーや、新しい開発用ライブラリの追加。年末リリースのコードフリーズ
  • 年末: ほとんどの「GNOME 2.0」開発用ライブラリをリリース。おそらくユーザー環境もリリースされる

のようになっている。これらのリリースのどれかに「GNOME」デフォルトウィンドウマネージャーが含まれるかもしれないという。

 この結果、年末には「GNOME」1.0と2.0が併存可能なランタイム環境が提供され、同じマシン上で1.0と2.0のアプリケーションの開発が可能になるという。

 「Nautilus」は、米Appleの元在籍者などが設立した米Eazelの開発するファイルマネージャー。

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