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ぷらっとホーム(株)、コンピュータ切替機「PShare8」の発売開始

2000年02月01日 16時00分更新

文● 沖中 弘史

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 ぷらっとホーム(株)は、コンピュータ切替機「PShare8(PS-108F)」の発売を開始した。

 コンピュータ切替機は、1組のキーボード、マウス、モニタから、複数台のPCを切替えながら操作することを可能にするもの。複数台のPCを使用するときに、設置面積の削減や使いたいPCの前へ移動する手間がかからないなどの利点がある。

 今まで同社製のコンピュータ切替機は「PSシリーズ」というシリーズ名を冠されていたが、今回から、「PShare(ピーシェアー)」というシリーズ名になった。これにともなって、以前に発売された「PS-104F」は、「PShare4(PS-104F)」という製品名に変更された。「PShare8(PS-108F)」は、4台のPCに接続できる「PShare4(PS-104F)」の上位機種で、特徴として、

  • 最大で8台のPCを切り替えて使うことができる
  • 電源はPCから供給され、外部電源不要
  • 本体内に各キーボード、マウスポート毎のエミュレーション用MPUが搭載され、各PCのキーボードとマウスポートの状態を監視
  • 切替操作が切替器本体のボタンやキーボードからだけでなく、フットスイッチからも可能(フットスイッチはオプション)
  • 電力不足に伴うトラブルの回避のため、電源監視回路を追加したほか、外部電源も使用可能。これにより、消費電力の大きいキーボードなどにも対応する
  • カスケード接続が可能で、最大64台のPCを切り替えて使用可能
  • ラックマウント・ホルダーを使用して、ラックキャビネットに1Uのスペースで収納可能

といった点が挙げられている。価格は11万円。また、PShareシリーズ製品として、Sun SPARCプラットフォーム/Macintosh/PCの入出力に対応した「PShare Multi4」の発売が予定されている。

「PShare8(PS-108F)」の画面
「PShare8(PS-108F)」

「PShare8(PS-108F)」の主な仕様

  • 対応機種: PC/AT互換機
  • 接続台数: 最大8(カスケード接続時、最大64)
  • 選択方式: セレクトボタン、キーボード(「ホットキーモード」による)、フットスイッチ
  • LED表示: PC POWER×8、PC SELECT×8
  • キーボード(コンソールポート): PS/2、Mini DIN 6Pメス×1
  • マウス(コンソールポート): PS/2、Mini DIN 6Pメス×1
  • モニター(コンソールポート): Mini D-SUB 15Pメス×1
  • キーボード/マウス(PCポート): PS/2、Mini DIN 10Pメス×8
  • モニター(PCポート): Mini D-SUB 15Pメス×8
  • ホットキーモード(キーボードからPCを選択するモード): マニュアル/オートスキャンモード
  • オートスキャン周期(起動しているPCを監視する周期): 3/5/10(初期値)/20/40/60秒
  • モニター解像度: 1600×1200ドット(60Hz)
  • 電源: DC+5V±5%(PCのキーボード、マウスポートから供給)
  • 消費電流: 最大125mA(PC1台)
  • キーボード/マウス供給可能電流: 最大150mA(ACアダプタ未使用時)最大300mA(ACアダプタ使用時)
  • 外形寸法: 437(W)×200(D)×42(H)mm
  • 重量: 2.8kg

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