あの米Transmetaが、自社のプロセッサ製品についてのプレスリリースを発表した。それによると、同社は4年半の沈黙を破り、同社開発の“Smart Processor”「Crusoe」の概要を明らかにするという。同社のWebページでは、すでにCrusoeの写真やホワイトペーパーが公開されている。
Crusoeは、モバイルのインターネット端末マーケットに向けた製品で、「TM5400」と「TM3120」の2種類が存在する。これらのプロセッサは、完全なx86互換である。
TM3120
モバイルのクライアントや“Web pad”用のプロセッサ。333MHz版と400MHz版が存在する。Crusoeと「Mobile Linux operating system」を使うことにより、ユーザーはプラグインアプリケーションの使用を含んだインターネットの利用が可能になるという。Transmetaは、モバイルのインターネットデバイス市場に参入しようとする企業に対し、Mobile LinuxをOEMする。価格は、333MHz版が65ドルで400MHz版が89ドル。
TM5400
Windowsが動作する軽量のモバイルPCをターゲットとしている。動作周波数は500MHzから700MHzまで。パワーマネジメント機能にすぐれ、オフィスアプリケーション、ゲームやDVDムービーの再生などの長時間使用に使える。価格は、500MHz版が119ドル、700MHz版が329ドル