サイボウズ(株)のグループウェア「サイボウズ Office 3」のLinux/BSD版が、1月17日に発売されることになった。
同製品は、Webブラウザをクライアントとして使用するグループウェアで、“Webグループウェア”と呼ばれるジャンルのソフトウェア。サイボウズ Officeシリーズは、このジャンルの先鞭をつけた製品であり、手軽に導入できるうえに動作も軽快、さらに安価ということもあって、部門サーバなどを対象として普及してきた。
新製品であるサイボウズ Office 3の特徴詳細は、関連記事「サイボウズ Office 3 Linux版 β3公開」や、サイボウズのWebページご覧いただきたいが、大きなものとしては、Webメールの採用や、対話型のインストーラ(Linux用)の追加が挙げられる。
サイボウズ Office 3のWebメール機能。同社のWebページには、多数のスクリーンショットが掲載されている |
価格はインストールする機能やユーザー数ごとに加算されていく方式を取るが、ワークフローを除いた全機能を含み、10ユーザーに対応した「サイボウズ Office SOHO 3」が7万9800円。ちなみに、“マルチプラットフォームライセンス”となっているので、どのプラットフォーム用のものでも価格は変わらないし、プラットフォームの移行に伴うライセンス変更費用は発生しない。つまり、Windows上のサイボウズOfficeをアンインストールしてLinux版をインストールしたとしても、ライセンス上は問題がない(もちろん、Windows版とLinux版を平行に使う場合は、それぞれ別途ライセンス料が必要)。
同社Webページで自動的に価格見積り表を作成できるので、興味のある方はアクセスしていただきたい。