MicrosoftのWebサイトで、ソースコードが公開されている。
とはいっても同社の製品のものではなく、XMLを使った教育現場向けミドルウェア「Zone Integration Server(ZIS)」のもの。このソフトウェアは、Microsoftとパートナーが開発したもので、「Schools Interoperability Framework(SIF)」の一環として提供されている(ただし、Microsoftの製品という位置付けではない)。
SIFは、アプリケーション間のデータ共有をスムーズに行なう「K-12」のための、技術的な試み。教育現場における利用が想定されており、たとえば新入生の個人データから、IDカードをプリントアウトして作成、そのIDカードを使って図書館で本を借りたり、学生食堂での食事に適用したり、といったことができる。こうして、学内でそれぞれ独立したアプリケーションが動いていたものに、相互運用性(Interoperability)を与えるのが、SIFの試みといえる。
Microsoftは、SIFに対して協力企業のとりまとめや、Webサイトの提供などを行なっており、今回のZISのソースコード配付も、その一環といえそうだ。
なお、ZISの動作環境は、
- Windows NT Server 4.0 (SP3以上)もしくはWindows 2000 Server
- SQL Server 7.0
- Microsoft Message Queue
- Microsoft Visual Studio 6.0(Visual C++、Visual Basic)
となっている。
というわけで、この記事のタイトル。お騒がせいたしました。