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Microsoftがソースコードを公開!?

2000年01月08日 14時38分更新

文● 吉川

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 MicrosoftのWebサイトで、ソースコードが公開されている。

 とはいっても同社の製品のものではなく、XMLを使った教育現場向けミドルウェア「Zone Integration Server(ZIS)」のもの。このソフトウェアは、Microsoftとパートナーが開発したもので、「Schools Interoperability Framework(SIF)」の一環として提供されている(ただし、Microsoftの製品という位置付けではない)。

 SIFは、アプリケーション間のデータ共有をスムーズに行なう「K-12」のための、技術的な試み。教育現場における利用が想定されており、たとえば新入生の個人データから、IDカードをプリントアウトして作成、そのIDカードを使って図書館で本を借りたり、学生食堂での食事に適用したり、といったことができる。こうして、学内でそれぞれ独立したアプリケーションが動いていたものに、相互運用性(Interoperability)を与えるのが、SIFの試みといえる。

 Microsoftは、SIFに対して協力企業のとりまとめや、Webサイトの提供などを行なっており、今回のZISのソースコード配付も、その一環といえそうだ。

 なお、ZISの動作環境は、

  • Windows NT Server 4.0 (SP3以上)もしくはWindows 2000 Server
  • SQL Server 7.0
  • Microsoft Message Queue
  • Microsoft Visual Studio 6.0(Visual C++、Visual Basic)

となっている。

 というわけで、この記事のタイトル。お騒がせいたしました。

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