12月1日~3日の間、東京ビッグサイトにおいて、NECのプライベートショウである「NEC ExpressWorld'99」が開催された。同イベントは、NECのPCサーバ「Express」関連のショウで、NECグループの企業や、NECグループのパートナー企業が、参加/展示をしていた。
NEC ExpressWorld'99のゲート付近。プライベートショウではあるが、初日、2日目をあわせ、3万5000人近い人出で賑わった |
Windows 2000出荷間近ということや、もともとWindows NT上でシステム開発をしている企業が多いため、全体的にはWindows NTをプラットフォームとした製品展示が多かった。そうした中で、Linux特別企画コーナーや、NECソフトウェアのブース、Expressサーバの「58Linux対応モデル」展示コーナーなどで、Linux関連の製品展示を見ることができた。
NECのExpressシリーズは、ExpressWorld'99開催中に、Linux対応製品を13機種から20機種までラインナップを増やしたりと、Linuxへの対応を強化している。
また、NECグループでSI業務などを行なうNECソフトウェアも、「Linuxソリューションメニュー」を積極的にアピールしている。NECソフトウェアのLinux関連展示は、Windows NT関連のブースが多かった中、かなりLinux色の強い展示であったといえる。
一方、Linuxディストリビュータなどが集まったLinux特別企画コーナーは、新製品がそれほどなかったため、地味な印象ではあった。しかし、各ブースを細かく見て回れば、Linuxをプラットフォームとしたビジネスソリューションなども展示されており、実用的なビジネス情報を仕入れるには、よい場所だったかもしれない。また、展示された製品すべてがExpress上で動作していたので、ExpressにおけるLinuxの動作を確認できるといったメリットもあった。