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NECが「58Linux対応モデル」を用意し、サーバ分野でLinux対応を強化

1999年12月01日 18時26分更新

文● 吉川

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 NECは、同社のPCサーバ「Express5800」シリーズのLinux対応を強化した。今まではWebサーバやメールサーバなどのインターネットサーバとしての使用を想定したシングルCPUのモデルがLinux対応となっていたが、今回からデータベースサーバ使用を想定したハイエンドモデルも対応。新しく追加されたモデルは、Pentium III Xeonを4CPUまで搭載可能のハイエンドモデル「Express5800/140Ha」など。

 これにより、Linux対応機種が従来の13機種から20機種まで増え、「58Linux対応モデル」と名付けられることになった。詳しい対応機種は、同社のExpress5800シリーズのWebページ「58番街」で確認が可能となっている。

 58Linux対応モデルの発表とともに、サービス面も強化した。NECの関連会社である日本電気ソフトウェア(株)が、58Linux対応モデルと日本オラクル(株)のOracle8i for Linuxを組み合わせてソリューション提供を行なう「Oracle8i データベースサーバソリューション・サービス」と「Oracle8i データベースサーバ・パック」を開始した。

 さらにサポート面も強化した。ターボリナックス ジャパン(株)とレッドハット(株)から、技術支援中心のサポートを受ける契約を締結するとともに、NEC社内に「Linux技術センター」を設置。NEC関連グループのLinux取り扱い部門への技術サポートを行なう。また、Express5800シリーズでLinuxの動作確認作業を行なっている「58システムラボ」のノウハウを活かした技術支援を、58Linux対応モデルの販売会社に対して行なっていく。

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