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コベルコシステムがマルチプラットフォーム対応のファイル転送ユーティリティを発表

1999年11月18日 06時26分更新

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 コベルコシステム(株)は、「A-FTU(Advanced File Transfer Utility) Linux版」を11月25日より発売すると発表した。A-FTU Linux版はマルチプラットフォーム間のデータ転送を実現するファイル転送ユーティリティ。11月25日より開催される同社のプライベートフェア「コベルコシステム ソリューションフェア'99」にも出展される。

 同製品は、OS/390からWindows NTまでのさまざまなOSに対応しているが、メインフレームとLinux間をつなぐシステム構築の需要に対応するため、Linux対応版を開発したという。通信プロトコルはTCP/IPでTurboLinux Server 1.0とLASER5 Linux 6.0に対応している。

 同製品の特徴は次のとおり。

コード変換機能を標準で装備
  • IBM外字を含むEBCDIC、シフトJIS、Unicodeファイルの相互変換が可能。
  • EBCDICの全半角混合、全角のみ、ゾーンおよびパック10進数やUnicode系列のUTF-16、UTF-8、UCS-4などの詳細な指定を行ない、ファイル中の特定フィールドを変換することも可能。
  • 固定長、可変長レコードのファイル、CSV形式のファイルを相互に変換することが可能。
豊富な対応プラットフォーム
 OS/390、OS/400、AIX、HP-UX、Linux、Windows NTに対応しており、各プラットフォーム間で対等な転送を実現する。すなわち別のプラットフォーム間であっても、双方向でファイルを圧縮し、コード変換を行ないながらの転送が可能となっている。
後処理・ログ処理機能を実装
 ファイル転送の完了後、リモートシステムで実行する処理を指定できる後処理機能、ローカル、リモート・システムそれぞれでA-FTUの内部ログに基いた処理を指定できるログ処理機能を実装している。後処理、ログ処理を用いることにより、ファイル転送およびその連携処理の自動化が可能となっている。

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