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Red Had日本法人設立、Robert Young氏記者会見

1999年09月10日 00時00分更新

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 9月7日に東京で行なわれた、「Red Hat日本法人設立記者会見」を飛行機に乗り遅れたため、欠席した米Red HatのCEO、Robert Young氏は10日、World PC Expo 99の会場である幕張メッセで、記者会見を行なった。

基調講演のすぐ後、記者会見を行なうRobert Young氏基調講演のすぐ後、記者会見を行なうRobert Young氏

 基本的な内容については、今までに行なわれた「企業に向けた営業、サポートを強化するために日本法人を設立した」という発表となんら変わるところはなかった。

 なおIPO(株式公開)に関しては、「最終的には成功だったという認識をしている。混乱もあり、株式分与に関して、証券取引委員会の基準により希望した約1300名のうち150名に対しては応じられなかったのは残念だ」とした。

 また、「個人向けへの取り組みはどうなるのか」という質問に対しては、「企業、個人、どちらかに偏るわけではなく、決して、個人を軽視するわけではない。GNOMEのような個人向けデスクトップ環境へも投資をしている」と語った。

 さらに、「コミュニティへの支援はどのように考えているか」という質問に対しては、「私達の書くすべてのソースはオープンにしている。これこそが一番の貢献だと思う」としながら、大学等の研究機関、コミュニティへのリソースの提供等の例もあげた。

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