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Linux Exhibition'99が開幕【速報】

1999年07月21日 21時47分更新

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 Linuxディストリビュータ、Linuxに関するハードウェア/ソフトウェアベンダが一堂に会して行なわれるLinuxのイベント「Linux Exhibition'99」(日経BP社主催)が本日開幕した。千葉・日本コンベンションセンター(幕張メッセ)を会場に、23日まで開催される。出展社数は69社で、会期中は、3万人の入場が予想されているという。

テープカット
オープニングセレモニーでのテープカット

 今回が初めての開催となるLinux Exhibition'99では、展示のほかに、基調講演を含む計14のフォーラムも予定されている。まず初日の21日は、米IBMのソフトウェア・グループ インテグレーテッド・ソリューションズ・マーケティング担当副社長のRichard J. Sullivan(リチャード J. サリバン)氏による基調講演で幕を開けた。

リチャード・サリバン副社長
基調講演でIBMにおけるLinux戦略について語る米IBMのリチャード J. サリバン副社長

 「LinuxのIBMの戦略」をテーマとしたサリバン氏の講演では、Web上やデータベース分野での応用を含めたLinuxの活用方法や、同社が推進しているe-businessとの関連について語った。また、オープンソースコミュニティと一緒に活動を進めていくことも説明した。「IBMでは、JavaコンパイラであるJikes Compilerや、3Dデータ解析ツールのVisualization Data Explorerなど多くの技術のオープンソース化を進めている。コミュニティに対しより多くコミットすることで、より高機能な技術を取り込み、ユーザーのアプリケーションに対する投資を活用したい」と述べた。
 なお、基調講演の詳細は追ってお伝えする予定。

ターボリナックス ジャパン
ターボリナックス ジャパンのブース。TurboLinux 4.0のパッケージを中心としたブース構成が目を引いていた

Cobalt RaQ2Jアダムネットのブースでは、Linuxを搭載したラックマウントタイプのISP向けサーバ「Cobalt RaQ2J」を展示

ノーザンライツ NLシリーズ
ノーザンライツのブース。15日から販売が開始されたLinuxをプレインストールした自社ブランドパソコン「NLシリーズ」を展示している

日本Linux協会ブース
日本Linux協会は、「Linux相談コーナー」を設置し、Debian GNU/LinuxとVine Linuxの開発者が、それぞれのディストリビューションの特徴を説明するほか、ビジネスユーザ向けに、Linuxのハードウェア、ソフトウェアに関する質問を受け付けている、写真は、日本Linux協会会長の生越氏の挨拶

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