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アイエスエフ、メールセキュリティ対策ソフト「Security Wizard」を発売

1999年07月13日 21時41分更新

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 アイエスエフ(株)は、メールフィルタリングソフト「Spamghetti」(インフォサイエンス(株)が開発)とウイルス対策ソフト「Sophos Anti-Virus」(英Sophosが開発、(株)シー・エス・イーが総販売元)をセットにした「Security Wizard」を7月下旬に発売すると発表した。稼動するサーバの対応OSは、Solaris 2.5.1/2.6(7には近日中に対応予定)、Linux(カーネル2.0.36)。

「Spamghetti」画面写真ポリシーの設定はWebブラウザ上で行なえる。画面はWindows上のブラウザから設定しているもの。デーモンはLinux上で動作している

 すでに両製品とも単体での販売は開始されているもので、今回セキュリティーソリューションとして、アイエスエフがサポートと合わせて提供するもの。

 「Spamghetti」は、不正中継防止機能を搭載し、インターネットメールの内容をチェック(フィルタリング)し、スパム対策を行なうサーバ用ソフトウェア。外部に送信されるメールのチェックを行なうことで、機密漏洩を防止することもできる。これらのポリシーの設定は、システム管理者だけでなく、ユーザー側でも自分自身のポリシーを設定できる。こうして決定されたポリシーに従って、送られてきたメールの内容をチェックし、破棄、保存、転送、警告など、設定された対処が自動的に行なわれる。また、運用しているMTA (メール配送システム)の種類に関係なく利用できるため、Spamghetti用のサーバ1台を追加するだけでシステムを構築することが可能。なお、ポリシーなどの設定は、すべてWebブラウザ上で行なえる。クライアントは、Windows 95/98/NT、MacOSに対応。

 「Sophos Anti-Virus」は、コンピュータウイルスを検知、駆除するソフト。「Spamghetti」と同じサーバ上使用することで、メールサーバを通過する前にスパム対策を行なうとともに、サーバ上から接続しているクライアントに対して事前にウイルスチェックを行なうことも可能になる。

 なお、「Spamghetti」、「Sophos Anti-Virus」とも試用版のダウンロードが可能。

 価格は200ユーザーライセンス92万円から。FAX、メールでのサポートのほか、1ヵ月に1度のアップデートCD-ROM送付、緊急時のウイルス解析などを含む保守料は1年目が9万6000円から、2年目以降が31万2000円から。

アイエスエフ太田社長アイエスエフ太田幸多郎社長。「Security Wizardの初年度販売目標は10億円。すでにニフティでの導入が決定している」

インフォサイエンス宮社長インフォサイエンス宮紀雄社長。「今後Spamghettiの対応OSは、HP-UX版、FreeBSD版を予定している。Windows NT版の対応予定は今のところない」

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