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『Apache』の開発プロジェクト、“Apache Software Foundation”を設立

1999年07月02日 00時00分更新

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フリーのHTTPサーバソフト『Apache』の開発を行なっていたボランティアベースのプロジェクト“Apache Group”は30日、同プロジェクトの名称を“Apache Software Foundation(ASF)”に変更し、組織化することを発表した。これは、今後『Apache』の開発を、より組織だった体制で進めていくことを目的としたもの。

これまで『Apache』の開発は、'95年に結成された“Apache Group”により、世界中のボランティアによって行なわれていた。ただ、フリーソフトを開発していく上で発生しがちな法律的問題などが、ボランティアである開発者にとっては大きな負担となっていた。ASFはこれを回避するために設立された組織で、組織的、法律的、そして財政的問題のサポートを行なう。

ASFを運営する役員は、毎年、ASF会員による選挙で決定される。だが、実際のプロジェクトの技術的問題に対して大きく関与することはないという。

米Netcraftが行なっているWebサーバソフトのシェア調査“Netcraft Web Server Survey”によれば、'99年6月現在、世界中のWebサーバの約61パーセントに『Apache』が利用されている

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