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インプライズ、Linuxに対応したRDBMS『InterBase 5 for Linux』を発表

1999年01月29日 00時00分更新

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(株)インプライズは、米InterBase社(米Inprise社の子会社)が開発したRDBMSのLinux対応新版『InterBase 5 for Linux』を3月2日から出荷すると発表した。『InterBase』は、もともと、OracleやInformixなどと比肩しうる高度なデータベース機能を提供しながら、専門のデータベース管理者を用意できないような環境でも容易に運用できることを目指して開発された製品で、すでに全世界で累計100万本の販売実績がある。最小の要求ハードウェア仕様は、メインメモリが32Mbytes(OS環境を含む)、ハードディスク領域が23Mbytes(オンラインドキュメントを含む)と小さく、営業所や支店といったサテライトのデータベースサーバとしての導入も多いのが特徴。

最新版となる『InterBase 5』では、パフォーマンスのさらなる高速化やメモリマネジメントの効率化が図られたほか、Java環境からInterBaseにアクセスするためのJDBCドライバ『InterClient』もバンドルされている。また、InterBase 4との完全な互換性を提供しているため、すでにInterBase 4で構築しているシステムはそのままInterBase 5に移行できる。しかもその際、プラットフォームが異なっていても、InterBaseの場合は、単にデータベースファイルをコピーするだけで移行することが可能となっている。

対応ディストリビューションは、『redhat Linux 5.2』と『日本語redhat Linux 5.2』(五橋研究所が3月19日に発売予定)。価格は、1クライアントライセンス(同時4セッション)の通常版が4万9800円(アカデミック版は、通常価格8万5000円のC/C++プリコンパイラライセンスも付属して1万5000円)、追加1クライアントライセンスが2万5000円、マニュアルセットが3万円など。なお8月末までは、通常版を2万5000円(アカデミック版は9800円)で提供する特別キャンペーンを実施する。

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