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『Vine Linux 1.0』がリリース

1999年03月28日 00時00分更新

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Project Vineは、『Vine Linux 1.0』をリリースした。Project Vineは、6人で構成されるボランティアベースでLinuxの開発をしている団体で、全員がPJE(Project JE:日本語環境構築キット)開発のメンバー。

『Vine Linux』は、よりよい日本語環境を目指し、米RedHat社の『RedHatLinux 5.2』をベースにして開発されたLinuxパッケージ。『Vine Linux』では、日本語化されたインストーラーを利用してインストール作業ができる。また、国際語に対応した“glibc2”を採用。日本語キットを追加インストールすることなく、日本語環境を実現できるという。

また、日本語化されたエディターなどのアプリケーションのほか、独自開発されたメーラー『vmail』などを含む『Vine Tools』も収録している。日本語マニュアルも収録。

対応プラットフォームは、現在PC/AT互換機版のみ。Alpha PC版、SPARC Workstation版も開発中で順次リリースされるという。ウェブ上のftpサービス、もしくは雑誌、書籍の付録CD-ROMで無償配布される。また、5月末には、(株)技術評論者より製品版が発売される予定。価格は7800円。購入者にはWeb、電子メール、FAXなどによるサポートを予定しているという。

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