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「おうちサーバー体験レポ!! 読者懇親会」に潜入

Windows Home Serverの秘密を雨の新宿に見た!

2009年03月09日 00時00分更新

文● 佐久間康仁/企画報道編集部

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WHSの秘密その2
――あの絵本は林家のお手製だった!

WHSの絵本

アキバなどの店頭でよく見かけるWHSの絵本。「わが家にもWHSを買いたい」というパパが、ママを説得するのに使ってほしいと林氏

 WHSの用途や、家にサーバーを置くメリットを分かりやすく描いた“絵本”が、秋葉原などで配布されている。実はあの絵本は2008年1月のInternational CES 2008で最初に配布するハズだったのだが、連絡の行き違いがあってか、一足先に2007年12月22日の秋葉原でのイベントで日本語版が先行して配布されてしまった。

 しかも、その日本語化は林氏のご夫婦で担当して、マイクロソフトの新宿オフィスに入っているプリンティングセンターで1冊ずつ製本されたという手作り感あふれるものだった。

WHSの絵本は実はサーバー製品ごとに描き分けている。左上は海外で先行販売されたエイサーの「Aspire easyStore H340」、右上はシステムビルダー向け(筐体はShuttle製)、左下はエプソンダイレクト製だが、実は縦置きで描いてしまったためボツになったもの

 この絵本は、よく見るとサーバー本体がエプソンダイレクト製やAcer製、システムビルダー向けによって描き分けられていて、女の子の手の位置(高さ)に合わせて、無理矢理台に乗せてみたりと、苦労の後が見られる。

 絵本といっても、子どもに読み聞かせるためではなく、むしろ旦那さんが奥さんを説得する材料として使ってほしいとのことなので、秋葉原などの店頭で見かけたら、持ち帰ってじっくり細部まで眺めてみてほしい。


WHSの秘密その3
――コードネームは「Q」 そのワケは?

WHSの初期コンセプトモデル

WHSの初期コンセプトモデル(コードネーム「Q」の文字が見える)。ソニーのホームサーバー「Liblog Station」に近いが、それより一回り小さい

 WHSの開発コードネームは「Q」。これは、最初にプロジェクトを立ち上げた米マイクロソフトのチャーリー・キンデル氏が、何度プレゼンしても却下されて、4度目のプレゼンでようやく企画が通った。4のイタリア語である「quattro」から付けられたという。

チャーリー・キンデル氏

WHSのプロジェクトを立ち上げたチャーリー・キンデル氏。パッケージ版のWHSが市販されているのは日本だけとあって、箱入りをたいそう気に入ったそうだ


 (次ページ、「カスペルスキーも食らった、毒入りリンゴとは?」に続く)

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