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WiMAXとイーモバイル、無線LANを比較してみた

VAIO type P:データ通信スタミナチェック

2009年03月09日 15時00分更新

文● 吉田陽一/トレンド編集部

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バッテリーの持ちの良いデータ通信はどれだ?

 筆者のVAIO type Pは非ワイワン(ワイヤレスWAN)モデル。出先ではなにがしかのデータ通信サービスを使わないと、Webブラウジングやメール閲覧ができない。普段は出先でのデータ通信には私物のイー・モバイルD21HWを使っている。ところが先日UQ WiMAXから借用機材としてUD01SSが到着。その小ささが気に入ってtype Pと組み合わせて通勤、取材に持ち歩いている。

 取材などで持ち歩いていて気になるのが通信時のバッテリーの消費量。type PのSバッテリーは公称3時間ということだが、実際は仕事で使っていると一切通信しない状態で2時間程度、USB接続端末でデータ通信を行なっている場合はそれ以下になる、というのが実感だ。

 ということで今回はtype Pで、手元にあるデータ通信端末2機種を使った際のバッテリーの持ち具合についてベンチをとってみた。type PはWindows Vista(高速化)環境(※高速化についてはtype Pのもっさり解決はXP化? Vista高速化?参照)下でYouTubeを再生させ、バッテリーの残量低下によってスリープ状態になるまでの動作時間を計測した。なお、各条件ともそれぞれ3回測定し、平均値という形にしている。もちろん、作業内容や省電力設定によって動作時間は変動するので、これはあくまでも目安ということでご理解いただきたい。なお、使用したバッテリーはSバッテリー。type PとSバッテリーは筆者の私物で購入後一月を経ており、消耗品であるバッテリーはそれなりに劣化が進んでいると思われる。

1.UQ WiMAX UD01SS使用時

UD01SS

幅23×高さ11×奥行き62mm。消費電力は最大2.0W

2.イー・モバイルD21HW使用時

D21HW

サイズ:幅28×高さ10×奥行き92mm。消費電力は最大2.5W。ちなみにこれは筆者の私物だ

3.内蔵無線LAN使用時

内蔵無線LAN使用時

筆者の購入したモデルはVGN-P90HS。社内の無線LANに接続し、YouTubeをひたすら再生し続けた

 この他に非通信状態での稼働時間も測定した。なお、電源周りの設定は下記の通り。省電力等はなるべく切った状態としてある。

VAIO 省電力ビューア

  1. 電源プラン→高パフォーマンス
  2. ディスプレイの電源を切る→5時間後に切断
  3. コンピュータをスリープ状態にする→なし
  4. ディスプレイの輝度を調整→最大(スライダーが一番右側)

(次ページへ続く)

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