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アルミに負けないぜ! MacBookホワイトの実力

2009年02月23日 19時00分更新

文● 柴田文彦、MacPeople編集部、ASCII.jp編集部 協力●トイコム

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オマケ: MacBookホワイトに8GBメモリーを搭載してみた

 最新のMacBook Pro 17インチモデルは最大8GBのメモリー搭載をサポートしている。この場合、DDR3「PC3-8500」規格の4GBモジュールを2枚装着する。ところで最近、MacBook ホワイトが採用するDDR2「PC2-5300」規格にも4GBメモリーが出回り始めている。トイコムの協力のもと、新MacBook ホワイトに装着したところ、特に問題なく動作した。

 では、8GBのメモリー搭載はどんなメリットをもたらすのだろうか? 64bit対応の3D CGソフト「Shade 10.5」でレンダリング速度を比べた。結論から言うと、確かにメモリー搭載容量が増えるほど高速にはなったが、その差はわずか。実は、8GBメモリーはレンダリング速度よりも、巨大なデータファイルを扱えるという点でメリットがあったのだ。

 複雑な人物データを同一ファイル内に繰り返しコピーしていった際、標準でサポートする容量4GBのメモリーでは、35体を超えたあたりから非常に不安定になり、頻繁に落ち始めた。それが8GBでは、時間はかかるものの160体前後まで編集が可能な状態を確認できた。モデリングの規模によってはファイルそのものを編集できる/できない─という根本的な問題にかかわってくる。

Shadeレンダリング

人物データを25体ぶん配置したファイル(203.3MB)をパストレーシング方式でレンダリングした。サイズは500×600ドット。8GB化しても、2GB時と比べて約4%しか高速化しなかった

 なお、弊社のMac月刊誌「MacPeople」2月号でも一部の旧MacBookシリーズに対して6/8GBメモリーを装着し、動作検証を実施した。そこでは、「Adobe After Effects CS4」によるレンダリングの時間を計測したが、8GBでは動作が不安定になる不具合があった。今回も同様のテストを実施したところ、新MacBook ホワイトでは安定して動作し、速度の向上もわずかながら確認できた。

Adobe After Effects CS4

「Adobe After Effects CS4」で、システムを含んだそのほかのソフト用メモリーに1GB、残りを同ソフトに割り当ててレンダリング処理を実行。大容量による高速化のメリットはわずかだが、レンダリング後の実際の品質を確認できる「RAMプレビュー」の再生時間が増えるといったメリットがある


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