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初めてからの自転車生活 第4回

もっと自転車メーカーも知ってください

2009年02月19日 21時30分更新

文● 樋山 淳

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その他の海外メーカー

 さて、日本、イタリア、アメリカ・カナダと自転車メーカーを紹介しましたが、実際にはフランスにもイギリスにも名が通ったメーカーがあります。

 さすがに全部紹介するのは無理なわけですが、その中でも最近頭角を現しているジャイアントメリダで締めることにします。

ジャイアント・マニュファクチャリング

 ジャイアントは台湾で創業された自転車メーカーであり、他社メーカーのOEMも積極的に行なっています。

 ジャイアントの特徴としては、台湾という地理的なことで人件費を安く上げることができ、それ故に積極的な設備投資を行なって、他社メーカーよりもレベルの高い加工を可能としていることです。

 また、技術革新的な事でいえば、スローピングフレームと呼ばれるフレーム設計は他社メーカーから驚きを持って登場し、今では他社メーカーも採用するようになりました。

 良く昔言われていた、安かろう悪かろうの台湾のイメージをこのジャイアントは身をもって払拭し、今では高レベル且つ、リーズナブルな自転車を販売するメーカーとなりました。

これは「TCRDEFY ADVANCED 3」というモデル。価格は24万円ほどします。昔ほど「ジャイアント=他社よりも安い」っていうイメージは無くなりましたが、それでもやはり安いですね。同じスペックで見た場合、他社よりも1割程度は安く手に入ります。う~ん、次買うならやっぱりジャイアントかなぁ

メリダ・インダストリー

 メリダはジャイアントと同じ台湾のメーカーですが、傘下に置いている「スペシャライズド」や「センチュリオン」などにOEM供給をしています。もうちょっと簡単に言えば、傘下に置いた自転車メーカーのブランドで自社生産した自転車を売っているといって良いでしょう。しかし、技術力でいえば、同じ台湾メーカーのジャイアントと比べても遜色ないレベルにあります。

これは「SCULTURA EVO TEAM-20」というモデル。価格は40万円ほどします。メリダの自転車は日本ではほとんど流通していません。まぁ、なんつうか大人の事情っていうのがあるわけですが、傘下のスペシャライズドの自転車は流通しているので、こっちを買えば中身はメリダって言えるワケで……ダメですかね?(笑)

選ぶのも大変だぁ!

 前回に引き続き、何を買えば良いのかわからない人に、どんどんわからなくなるような事態に追い込んでいるような気がします。

 実際問題、何を買えば良いのかとか、どれを買えば良いのかとか、私自身もわかりません(笑)。私自身は、DAHONからTREKに買い換えた時点で、色々悩みましたけど、結局は欲しいメーカーで買いましたから、それでいいんじゃないかと思います。それで失敗したら、次は失敗しないように買い換えればいいワケで、どんどん買い換えて家の中に自転車のフレームだらけ……みたいな人もいますから(奥さんに睨まれてるんだろうなぁ、そういう人は)。

 さて、次回はなぜ買うのか? ということを、もう少し掘り下げてみようかと思います。

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