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最新パーツ性能チェック 第74回

Socket AM3対応「Phenom II X4 810 & X3 720BE」の実力チェック

2009年02月10日 22時00分更新

文● Jo_Kubota

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デビルメイクライ4

 では、実際のゲームではどうだろうか。まずはデビルメイクライ4で見てみよう。設定は、DX10モード、グラフィックスオプションは「High」とし、解像度は1280×1024ドットにて計測している。
 このテストはスコアのブレがある程度発生するため、厳密な比較には向かないものの、一貫して見てとれるのは、X4 810/DDR3がX4 940BEと同等、あるいは上回っていることだ。ゲームにおいては、Hyper TransportよりもCPU性能の違いが通常は大きく影響することを考えると、Socket AM3 Phenom IIのメモリコントローラはDDR3に最適化されているのかも?という推測もされるが、単純にGPUが頭打ちになっているため、たまたまこういうスコアになったとも考えられる。というわけで、次ではもっと重いゲームでスコアを取ってみる。

Devil May Cry 4 better→(単位:fps)

Devil May Cry 4 (単位:fps) better→

Far Cry 2

 デビルメイクライ4より重いゲームということで、Far Cry 2のベンチマークモードで計測を行なった。設定はDX10モードにて、グラフィックスオプションを「High」とし、1024×768、1280×1024、1680×1050ドットにてテストした。
 ある程度重いゲームの場合、マルチコアへの最適化が進んでいないタイトルでも、裏で動いている他のタスクがそれぞれのコアに割り振られるため、結果的にコア数の多いCPUが高いスコアを出すことがある。しかし、X3 720BEはX4 810を上回っており、X4 940BEとほぼ同等のスコアを残している。ゲームによっては、コア数ではなくCPUクロックが効くという一つの例だろう。

Far Cry 2 (単位:fps)

Far Cry 2 (単位:fps) better→

(次ページへ続く)

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