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ロジクールG13は片手用ゲームコントローラーの決定版か?

2009年02月10日 10時00分更新

文● 西川善司(トライゼット)

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G13アドバンス ゲームボード
G13アドバンス ゲームボード

 昨年、「PCゲームを堪能する片手用ゲームコントローラー小特集」を執筆した際に、「こんな片手用ゲームコントローラーがあれば」という妄想を披露した。あの要望に応えてくれたわけではないが、それから間もなく、ロジクールからパソコン向けの片手用ゲームコントローラー「G13アドバンス ゲームボード」(以下G13)が発表された。

 このG13、2009年1月に米国ラスベガスで開催されたInternational CES 2009では、早速SHOWCASE AWARDのデザイン・エンジニアリング賞を受賞するなど、幸先のいいスタートを切っている。日本でも発売が開始され、マンマシン・インターフェース機器の名門が作り上げた片手用ゲームコントローラーと言うことで、日本のユーザーからも注目度が高い。このG13の使い勝手に迫ってみたい。


上質な外観 アナログスティック+25キー

 G13はロジクール直販サイトでの販売価格が9980円、量販店等では8000円から9000円程度で販売されている。同種の製品としては比較的高価な部類に属する。ただし、以前の特集で紹介した競合製品と比較すると、質感が高く高級感が漂っている。

G13の全景 G13の全景。ボディーはかなり大柄で、高級感を持たせたデザイン

 配色はボディーがつや消しの黒、液晶ディスプレイ部分は光沢塗装になっており、シックな装いだ。

 重さは約650g(ケーブルを含まない重量は約530g、筆者による実測値)。滑らないようにと言う配慮から、重量感がある。底面にはゴム足が6箇所配され、重さと相まって激しい操作時にも動きにくく設計されている。

 手の平から指の付け根に向かっては盛り上がったエルゴノミクスデザインになっており、このあたりはBelkin n52teに近い。n52teと違うのは、手の平に当たる部分に皮シボ調のゴムを配しているところ。これによりG13本体だけでなく、手の平も動きにくくしており、ホームポジションを見失わせない配慮が成されている。

G13を真横から G13を真横から。軽いカーブを描いたエルゴノミクスデザインは、Belkin n52teと似ている
手を載せた状態
手を載せた状態。4本の指がメインのキーに、親指はアナログスティックに置かれる

 基本的な使用スタイルとしては、左手の4本の指をキーボードに、親指をアナログスティックに置く感じになる。指のホームポジションは[G11]キーを起点とすることに想定されているようだが、筆者(身長175cm)の手では若干親指スティックが遠く感じ、親指を最も広げてもアナログスティックの右方向入力が若干つらい。手が小さい人は、ホームポジションをややアナログスティックに寄せた、[G12]キーあたりにするとよさそうだ。

 キー数はメインボード上のキーが22個。そしてアナログスティックの周辺にあるマウスボタン風のキーが2個。さらにアナログスティックの押し込みクリックもキー入力と見なせるので、合計25個のキーが用意され、すべてカスタマイズできる。

G13を正面から G13を正面から。キー数は25個と多い。液晶ディスプレーは今までのゲームコントローラーにはない独自のもの

 キータッチはロジクール製のフルキーボードに準じた打鍵感で、強いて言うならば、同社のゲーミングキーボードの「G15」のそれに近い。キーストロークは一般的なフルサイズキーボード製品と同じで、「浅すぎず深すぎず」と思ってもらっていい。

同社のゲーム用キーボード「G15 Gaming Keyboard」 同社のゲーム用キーボード「G15 Gaming Keyboard」

 アナログスティックはクリック感なしの無段階入力タイプで、プレイステーションなどのアナログスティックを、レバー部だけを小型化してそのまま持ってきたという感じだ。親指とのフィット感は良好だが、入力幅が大きめで親指の移動量が大きすぎるので、やや使いづらい。スティック付け根部の円状のガイドの半径を、30%ほど小さくした方がよかったと思う。

 こうした片手コントローラーにおけるスティック操作は、結局、手を広げた状態での親指操作となるので、スティックの動かせる幅(振り幅)を広げてダイナミックレンジを広く取っっても、あまり意味を成さない。スペックに囚われすぎて使いやすさを見失ってしまった部分だと思う。この振り幅を活かしたいならば、このスティック部はもう少し上にずらして、[G19]キーに近づけるべきだった。

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