スマートフォン&音声端末向け料金プランを整理
ウィルコムの場合、とても多くの料金プランと組み合わせがあり、どれがベストなのかわかりにくい。現状で主要な料金プランを整理したのが下の図だ。スマートフォンと音声端末向けの料金プランをまとめている。
主に音声端末に適しているプランとしては、今回発表された「新ウィルコム定額プラン」と「ウィルコム定額プラン」(旧プラン)がある。「新ウィルコム定額プラン」は今までの定額プランに切り替わるものではなく、当分の間は旧プランと新プランの両方を提供する。
旧プランも継続が可能、新規契約も○
ウィルコムによれば「カタログなどには、新ウィルコム定額プランを掲載し、ウィルコム定額プラン(旧プラン)は掲載しない見込み」とのこと。今後は、新ウィルコム定額プランを積極的に押していくようだ。
ただし、ウィルコム定額プラン(旧プラン)は料金プランとしては残り、ユーザーが申し込めば新規加入も受け付ける。また現在、ウィルコム定額プラン(旧プラン)に加入しているユーザーは、そのまま継続され、自動的に切り替わることはない。旧プランのユーザーが、新ウィルコム定額プランに切り替えたい場合は、契約解除料なしで切り替えできる。
なお、前のページに述べたように「ウィルコム定額プラン」(旧プラン)はパケット通信が従量制だが、「データ定額」というオプションを付けると端末使用時で3800円、PC接続時で6300円以上のパケット通信料金はかからない。
新つなぎ放題も忘れるな!
新旧のウィルコム定額プランは、主に音声端末を想定したものだが、WILLCOM D4などのスマートフォンや、データ通信カード向けとしては、昨年3月からスタートした「新つなぎ放題」がある。
月額3880円でパケット通信がし放題になるもので、スマートフォンユーザーの多くがこれに加入しているはずだ。音声通話もしたい場合は、オプションで音声定額の「話し放題」(月額980円)を追加できる。音声通話がウィルコム同士で定額になるほか、他社への通話料金も割安になる。
ほかにも料金プランはあるものの、音声端末とスマートフォンでは、この3種類がリーズナブルで使いやすいものだと言えるだろう※3。
※3 このほかに、2月5日からスタートする「新トリプルプラン」がある。「新トリプルプラン」は3回線以上の契約を条件にして月額料金を1900円にするものだが、ウィルコム同士の通話が無料になるのは1時から21時まで。それ以外の時間は30秒あたり10円の料金がかかる。パケット料金の設定は「新ウィルコム定額プラン」と同じだ。新トリプルプランは、主に企業ユーザー向けの料金プランだと言えるだろう。