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VAIO type P 買うならAtom Z540しかない!

2009年02月04日 12時00分更新

文● 小浜雅胤/トレンド編集部

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ソフトの起動時間をチェック


ソフトの起動時間
機種 Atom Z520&60GB HDD Atom Z540&128GB SSD
Windows Media Player 11の起動 4.3秒 2.5秒
Internet Explorer 7でASCII.jpのトップ画面を表示 19秒 12秒
iTunes 8の起動 20秒 15秒

 続いて、いくつかのアプリの起動時間をチェックした。これはストレージの読み込み性能とCPUの処理能力に左右される。軽めのソフトではそれほど差は感じないが、iTunesなど比較的重めのソフトを起動すると、Atom Z520&60GB HDDはかなり待たされる感じだ。

iTunesによるエンコード時間
機種 Atom Z520&60GB HDD Atom Z540&128GB SSD
WAVE→AAC
(7曲 30分 300MBのファイル)
8分01秒 4分38秒

 純粋なCPU処理能力を比較するため、iTunesによるWAVE→AAC(256Mbps)へのエンコード時間もチェックしてみた。両機の性能差はかなりはっきりと現われ、Atom Z540の処理時間はAtom Z520の半分少々で終了した。



まとめ


 繰り返しになるがAtomでVistaは重い。

 一般的なAtom Z+Vista搭載マシンと違って、type Pはメモリーを2GB積んでいるが、それでも余裕があるとは言えない。Atom Z540&128GB SSDの構成だとだいぶ軽減されるが、それでもAtom N270(1.60GHz)+XPのNetbookのほうがサクサク動く。

 例えば、ウェブページを開くにも、まずはウィンドウの外枠が表示され、何テンポか遅れて中が表示されるといった感じだ。

 Atom Z520&60GB HDDだと、この「待たされる」感覚が特に強くなる。ちょっとした操作でCPUの使用率が100%に達してしまうこともしょっちゅうだ。

 同じマシンでも、どちらの構成を選ぶかで、受ける印象はまったく違うモノになるだろう。

 結論としては、Atom Z540&128GB SSDはややもっさりしてるがアリ。しかし、Atom Z520&60GB HDDは正直ツライ。快適に使うには、OSの設定など、様々なチューニングが必要になる。

 少々値が張ろうと、納期に時間がかかろうと、type Pの強烈な個性に惚れたのなら、オーナーメードモデルを強くお薦めする。CPUはAtom Z540一択。SSDの容量は用途に合わせて選ぶといいだろう。

 最後に、ASCII.jp編集部員の2人が選んだモデルは、Atom Z540&128GB SSDだったことを付け加えておく。

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