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実践! 今日からはじめるLPO ― 第2回

すぐ試せる!カンタンLPO実装法

2009年01月23日 14時30分更新

文● sato165(佐藤裕子)


 ユーザーが最初に見るWebページ(ランディングページ)を検索キーワードなどによって最適化し、誘導したいページへ向かわせるLPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)前回はその基本的な考え方と得られる効果について説明しました。今回は、LPOを実際に導入するために必要な技術と、個人サイトでも試せる簡単なサンプルを紹介しましょう。


LPOを実装するには――リファラーの取得

 前回の記事でも触れたとおり、LPOにはさまざまな方法がありますが、今回は一般的な「検索エンジンに入力したキーワードによってランディングページを動的に生成する」方法に絞って話を進めたいと思います。検索キーワードによるLPOは、大きく次の3つの手順で実装します。

  1. リンク元のページのURLを取得する
  2. URLから検索キーワードを割り出す
  3. 検索キーワードに応じたコンテンツを表示する

 このうち、12の実装のカギとなるのが、「リファラー」の取得です。リファラーとは、Webブラウザーが付与するもので、ページを呼び出す際に相手のサーバーへ送られるリクエスト情報のことを指します。ハイパーリンクで自分のページが閲覧された場合、リファラーを参照すればリンク元のURLが分かります。

 実際にどのようにリファラーを取得するのか、JavaScriptとPHPを例に見てみましょう。


JavaScriptでリファラーを参照する

 JavaScriptでは、「document.referrer」でリファラーを参照できます。たとえば、単純にリファラー情報を表示するには、以下のように書きます。


<html> 
<body>
<script type="text/javascript" language="javascript">
<!--
    document.write('直前のページ:' + document.referrer);
// -->
</script>
</body> 
</html> 

 仮に、Googleで「test test.html」を検索してこのページに到達した場合、表示結果は以下のようになります。

LPOサンプル
直前のページ:http://www.google.co.jp/search?hl=ja&client=firefox-a&rls=org.mozilla%3ja-JP%3offical&hs=yke&q=test+test.html&btnG=%E6%A4%9C%B4%A2&lr=lang_ja

 ご覧のように、リファラーから得られた検索エンジンのURLには、検索キーワードの情報が含まれていることが分かります。あとはここから、LPOに必要な検索キーワードの部分だけを抜き出す処理をして、それに合ったランディングページを生成する、というわけです。

 とはいえ、一言で「ランディングページを生成」と言っても、キーワードごとに最適化したコンテンツの動的生成(キーワードにマッチする画像や関連リンクの表示など)が必要な場合が多く、実際にはJavaScriptだけでLPOを実装するケースはあまり無いようです。JavaScriptでもXMLやAPIなどを使った動的な処理は可能ですが、クライアント側で読み込んだデータをいったんサーバー側で処理するなど、サーバーサイドスクリプト言語に比べると開発が容易ではありません。このため、JavaScriptで取得したリファラーはPerlやPHPに渡して検索キーワードを解析し、同時にコンテンツ部分も生成する、という流れが一般的になっています。


PHPでリファラーを参照する

 PHPの場合は、HTTP環境変数の一つ、「HTTP_REFERER」を使ってリファラーを参照します。 先ほどと同じく、簡単なコードを以下に示します。


<?php
if( $_SERVER["HTTP_REFERER"] ){ // リファラー値があった場合
    echo "直前のページ:" . $_SERVER["HTTP_REFERER"]; 
}else{ // リファラー値がない場合 
    echo "リファラーがありませんでした。"; 
};
?> 

 たとえば、直前に見ていたのがASCII.jpの記事(http://ascii.jp/elem/000/000/205/205521/)だった場合、以下のような表示結果となります。

LPOサンプル
直前のページ:http://ascii.jp/elem/000/000/205/205521/

 ちなみに、HTTP環境変数ではリファラーのほかに、「HTTP_USER_AGENT」(ブラウザー名)、サーバーのホスト名、IPアドレスなども取得できます。たとえば、IPアドレスを取得すると、ユーザーの所在地(都道府県)がある程度把握できるので、「都道府県別の不動産物件一覧を表示する」といった具合に、地域を絞ったランディングページを作ることも可能です。リファラーと併せて活用すると、より効果的なLPOが実現できるでしょう。

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