総合性能を押し上げる新Airの高速SSD
前ページのベンチマークテストを見て分かるように、新MacBook Airはディスク性能がかなり向上している。比較マシンのMacBookは2.1GHzモデルが120GB、2.4GHzモデルが320GBのの2.5インチHDDを搭載しているが、いずれも新AirのSSDよりかなり遅い。
フォルダーの複製テストでは、2.4GHzモデルに迫られているものの、これほど高速であればエンコードなどの処理にも有利に働くと考えられる。SSDはまだまだ価格が高いが、マシンの基本性能を押し上げるほどのスピードを兼ね備えており、今後は有力なパワーアップアイテムとして考えたいパーツだ。
初代AirのSSD
初代のSSDモデルは総容量が64GBと少ないうえ、接続インターフェースが旧世代のパラレルATAだったため、ベンチマークテストなどであまりいい成績を残せなかった。ちなみにドライブの供給元はサムスン電子だ
サムスン電子の最新SSD
現在1.8インチのSSDを大量生産しているのは、韓サムスン電子社と東芝㈱の2社だ。サムスンは、安価で大容量化しやすいMLCと呼ばれるとフラッシュメモリーを使って、書き込み速度 70MB/秒、読み出し速度90Mb/秒を実現。新Airにはこういった最新のSSDが組み込まれているようだ
システムプロファイラ
Mac OS Xに付属する「システムプロファイラ」で内蔵SSDをチェックすると、ドライブ名が「APPLE SSD SM128」であることがわかる。HFS Plusで初期化した場合、実質的な容量は110GB程度だ
Windows
Windows Vistaで内蔵SSDをチェックしても、やはり「APPLE SSD SM128」とだけ表記され、製造メーカーは特定できない