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消える寝台列車「富士・はやぶさ」、その雄姿を記録せよ

2009年01月21日 13時00分更新

文● 斉藤博貴

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「富士・はやぶさ」いよいよ13日まで

 3月14日のダイヤ改正で、東京と大分・熊本を結ぶ寝台特急「富士・はやぶさ」が廃止となる。「富士・はやぶさ」を見ることができるのも13日まで、ということで東京駅の東海道線ホームは、連日別れを惜しむ鉄道ファンや親子連れなどで大盛況だ。

機回し中の電気機関車EF66 連結作業を撮影するために詰めかけたファン
機関車付け替え作業(機回し)中の牽引用電気機関車EF66(EOS 50D+EF24-105mmで撮影)連結作業を撮影するために詰めかけたファン(EOS 50D+EF-S10-22mmで撮影)

 ちなみに最終日の13日は、多くのファンが東京駅へ詰めかけることが予想され、一部報道によるとホームへの入場制限の可能性も伝えられている。最終日にこだわりがない人は、前日までに見に行くのが正解かもしれない。

 なお、ASCII.jpでは沿線の名所での撮影ポイントや撮影方法について「消える寝台列車「富士・はやぶさ」、その雄姿を記録せよ 」で紹介している。今回、「富士・はやぶさ」廃止も近いということで記事を再度掲載する。実際に見に行ける人も、残念ながら行けない人も本記事を読んでいただければ幸いだ。 (吉田陽一/トレンド編集部)



「富士・はやぶさ」は日本が誇る寝台列車である

 「富士・はやぶさ」は日本が誇る寝台列車である。「富士」と「はやぶさ」はそれぞれ独立した列車だが、経費削減などを理由に2本の列車を1本のスジにまとめている。下り列車の始発駅こそ東京駅と共通だが、門司駅で分割された後は、それぞれ異なる終着駅を目指す。

 JR6社による2008年12月19日の発表によれば、日本を代表する寝台列車である富士・はやぶさは、3月14日の時刻表の改正と同時に廃止される。これは去年に廃止された寝台列車「銀河」に続く悲劇だ。なお、この名門列車の廃止によって、機関車牽引方式の定期旅客列車が日本の首都である「東京駅」から姿を消すことになる。

 東海道本線の象徴であり続けた寝台列車、富士・はやぶさの栄光が過去のものとなるなら、しっかりと記録しておきたい。すべては歴史を未来に伝え残すためだ。

「富士」とは?

富士・はやぶさがいなくなってしまうその日まで、片時も離れることなく一緒にいられるようにと……携帯電話用の待ち受け画面を用意した。筆者が自分で楽しむために作った者だが、まあ……良かったらどうぞ

 「富士」はJR九州に所属する寝台特急列車で、東海道本線東京駅~日豊本線大分駅を結ぶ。JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州の4社を通して運行する。東京駅~下関駅間はEF66形直流電気機関車、下関駅~門司駅間はEF81交直両用電気機関車、門司駅~大分駅間はED76交流電気機関車が牽引する。客車は14系客車が担当している。愛称の起源は、1912年に東海道本線・新橋駅~山陽本線・下関駅と結ぶ特別急行列車として誕生した名門列車。戦前には、下関から大陸へと渡る鉄道連絡船へ連絡する国際旅客列車という大役を果たしていた。


「はやぶさ」とは

 「はやぶさ」JR九州に所属する寝台特急列車で、東海道本線東京駅~JR貨物熊本駅を結ぶ。2005年の時刻表改正までは寝台特急列車「さくら」と併結していたが、さくらが廃止された後は、富士と併結されることとなった。現在では客車は14系客車が担当している。


「富士・はやぶさ」になって

 かつては単独編成で運行されていた富士だが、2005年の時刻表の改正によってはやぶさを併結することとなった(その後の通称は「フジ・ブサ」)。

 しかし、併結も悪いことばかりではない。1列車編成あたりの車両数は6両に減っているが、併結後には合わせて12両という大編成になる。夜汽車はやはり大編成でなければいけないのだ! なお連結の順序は、東京駅側が富士、門司駅側がはやぶさで固定されている。

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